日本人の死亡原因の第1位は毎年不動の悪性腫瘍で、高齢化も相まってその数も増加傾向にあります。
消化器のがんの早期はほとんど症状がなく、症状が出てくる時期には進行していることが多いです。
ですから、早期発見が必要で症状のないうち、あるいは何か些細な症状があれば検診を受けられることをお勧めいたします。
○胃がん検診<胃内視鏡> :食道、胃、十二指腸を観察します。
○大腸がん検診<大腸内視鏡> :全大腸を観察いたします。
○肝胆膵がん検診 :腹部超音波検査にて精査します。
内視鏡検査は、電話にて予約が必要です。
当院で採用している経鼻内視鏡(5.4oの極細径)は、口からではなく鼻から挿入するため、経口のものと異なり、検査時の嘔吐感が極めて少ないものです。内視鏡に抵抗感がある方、苦しい思いをした方でも、苦痛の少ない検査を受けられます。
食道、胃、十二指腸などの上部消化管に対する内視鏡検査は、従来口から内視鏡を挿入するものでしたが、10o前後の太さの内視鏡を挿入する際に舌やのどを刺激し、多くの方は咽頭反射(「オエッ」という吐き気を催す)を起こします。
このため、内視鏡検査は『つらい』『苦しい』と感じている人が多いのではないでしょうか?
これに対し鼻から内視鏡を挿入する経鼻内視鏡では、内視鏡は鼻腔を通って食道に入っていきます。舌根に触れることがないので咽頭反射はほとんどありません。また、鼻腔は少量の麻酔薬による前処置で容易に感覚がなくなるので、鼻を通る苦痛もほとんどありません。
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